2024-04-01

・ありがとうございました。


3月23、30、31日に行われたペルセパッサ・オイリュトミー団のアトリエ公演を終えることができました。
2004年に発足されたペルセパッサの20年目の活動にお越しいただけたことを感謝しております。
これからも精進してゆきます。
ありがとうございました。

2024-01-11

・アトリエ公演 「オイリュトミーの現在 Vol.10」 開催決定!


ご無沙汰しております。
ペルセパッサ・オイリュトミー団が久しぶりにオイリュトミー公演を行います。
アトリエ公演シリーズの第10回目です。






「オイリュトミーの現在 Vol.10」

3月23日(土)19:00
3月30日(土)19:00
3月31日(日)17:00
 
会場:天使館

料金:3000円


今回は、浅見裕子、笠井禮示、桑原敏郎、小松宏佳、塩月伊作、新保恵子、寺﨑礁、原仁美による作品をご覧いただきます。

2020年1月の京都公演以来のペルセパッサでの活動となります。
ソロとデュオによる言葉と音楽のオイリュトミー作品をお届けします。ピアノ演奏は島岡多恵子です。
ぜひお越しくださいませ。


予約受付開始です。

・お名前
・日時
・枚数
を電話かメールでお申し込みください。

各回定員30名です。

お待ちしております。


ペルセパッサオイリュトミー団 tel : 08058776887  mail : persejapan@gmail.com



2021-03-05



ペルセパッサ・オイリュトミー団へ


ギリシャ神話の植物的生命の神である
デーメーテルの娘ペルセポーネが
冥府の王ハーデスに黄泉の国に連れ去られて以降
限りない生命の高揚と死は
完全に表裏一体の関係となった。
バタイユ風に言うならば
死を超えてなお
高揚し続けるエロティシズムの
限りない振り子運動が
人間のカラダの中の生命のリズムとなった。
このペルセポーネの古名である
「ペルセパッサ」
の名を冠するこのオイリュトミー団は
この生死の振り子運動を
これからも限りなく
この日本の土壌に響かせ続けるだろう。


笠井叡




2020-04-02

☆京都オイリュトミーワークショップ




満開の桜が強い北風に大きく揺れています。

先日ご案内いたしました
4月25(土)26(日)に開催のペルセパッサ
京都オイリュトミー講座
は現在の状況を考慮し延期させて頂くことになりました。

またはやくたくさんの方々とオイリュトミーを共に動ける日を心から願います。


ペルセパッサ・オイリュトミー団

2020-03-17

☆京都オイリュトミーワークショップ




1月の京都公演とワークショップから少し時間がたちましたが、ペルセパッサが動きます。

1月のワークショップでは4人のメンバーが講師をし、25人の参加者との時間でした。
ペルセのメンバーと一緒にオイリュトミーの空間を体験しましょうという試みはとても盛りあがりました。
これからも定期的に続けたいというお声をいただき、我々も思いを同じくし今後への準備を進めてきました。
そして今回その企画が始動します。

以下詳細です!




ペルセパッサ・オイリュトミー団京都オイリュトミー講座。
2020年4月25日(土)と26日(日)。
会場は夢窓幼稚園です。
今回の講師は笠井禮示と浅見裕子です。

25日 (土) ①14 : 00 ~ 17 : 00  オイリュトミー実習
              ②18 : 00 ~ 21 : 00  デモンストレーションと講義
26日 (日) ③  9:00 ~ 12 : 00  オイリュトミー実習
              ④13 : 00 ~ 16 : 00  オイリュトミー実習
 *各実習では言葉と音楽のふたつを実習していきます。
 *底の薄い靴・動きやすい服装でお越しください。


言葉のオイリュトミー:オイリュトミーを動くための基礎的な身体の掴み方
           :R.シュタイナーの言葉を通して言葉と身体との結びつきを動く
音楽のオイリュトミー :音楽法則と身体を結びつけるための基礎的な身体の掴み方
            シューマン作曲『子供の情景』
           ベートーヴェン作曲『悲愴第二楽章』
デモンストレーション/ 講師によるオイリュトミーの演舞(言葉と音楽)
講義:「オイリュトミーの黎明期から現在までの歴史について」


【受講料】全参加 8,000円  ①~④の単発 1コマ 2,500円
【会場】  夢窓幼稚園 2階ホール 075-871-0709 京都市右京区常盤窪町1-16
            ・JR太秦駅より徒歩10分・京福電車常盤駅より徒歩5分
          ・市バス91・93系統 / 京都バス83系統 常盤・嵯峨野高校前下車徒歩7分 
               
【お申し込み・お問合せ】 メール/ rosarot-14@docomo.ne.jp 
            電話090-8797-8268(澤村)



お待ちしております!







2020-01-21

・京都公演 ありがとうございました!






ペルセパッサ・オイリュトミー団の京都公演「Go! Roll Over Beethoven!」が終わりました。
初めての土地での公演にたくさんの方が観に来てくださいました。
ありがとうございました。

一年以上にわたり制作・準備にご尽力くださった京都の方々に支えられてここまで来ることができました。
当日は名古屋や神戸からお手伝いに参加くださった方々からも大変なお力をいただきました。
皆様のおかげでこの公演を無事に終えられましたことを、心より感謝しております。

福岡や高知、その他遠方から足をお運びくださった方々、そして京都のお客様方のあたたかいまなざしを忘れません。


私どもにできることは精一杯やってきましたが、至らない部分も多く、たくさんのことを学ばせていただきました。

また、ワークショップ会場を快くお貸しくださった無窓幼稚園の園長様にも感謝しております。
ワークショップでは多くの参加者の皆様とオイリュトミーを通して空間を共有できたことを嬉しく思っています。

今回の公演は終わりましたが、京都の皆様との出会いは始まったところです。
必ずまた京都に伺います。
お会いできる日を楽しみにしています。

今回の貴重な経験を大切に生かし、より一層の精進をしてゆきますので、これからもよろしくお願いいたします。


ありがとうございました。


                          ペルセパッサ・オイリュトミー団






2019-12-27

☆京都オイリュトミーワークショップ




近づいてまいりました
ペルセパッサの京都オイリュトミー公演
毎日の稽古にも熱がみなぎってきました

そして
公演に付随して京都でのワークショップの開催が決まりました

公演の翌日1月19(日)の10:00~13:00
会場は夢窓幼稚園のホールをお借りしてのワークショップです


以下詳細です




♪♪ Go! Rollover Beethoven!

               京都公演記念 オイリュトミーワークショップ ♪♪

                         Beethoveのグルーヴを 感じよう!


ペルセパッサ・オイリュトミー団が、創立16年目にして初めて、京都のみなさまに出会います!

ベートーヴェンの音楽を通して、新しいカラダが生まれる瞬間をともに体験してみませんか?!
メンバーと群舞を体験するチャンスです!
 

曲目(公演演目から)
 ♪32の変奏曲   
 ♪ピアノソナタ「月光」第二・三楽章
 ♪ピアノソナタ「悲愴」第一楽章

講師  笠井禮示・寺﨑礁 他 

日時  2020年1月19日(日) 午前10時~午後1時(受付9時半より)

会場  夢窓幼稚園 2階ホール 
             075-871-0709   京都市右京区常盤窪町1-16
    ・JR太秦駅より徒歩10分・京福電車常盤駅より徒歩5分
    ・市バス91・93系統 / 京都バス83系統   常盤・嵯峨野高校前下車徒歩7分 

参加費  2500円
 
  *底の薄い靴・動きやすい服装でお越しください。
  *お時間のある方は、終了後歓談できるよう軽食をお持ちください。
  *申込み・問合せ090-8797-8268 rosarot-14@docomo.ne.jp (澤村)

                                                                                                                                                                                主催 PEG




お待ちしております!









2019-12-15

・ペルセ通信 その7 定方まこと




京都と私


今から二十数年前のこと。まだ十代だった私は、京都で行われた「笠井叡 薔薇十字講演」という催しに参加していた。
会場の名前は忘れてしまったが、広いエントランスのある、低層の、ややモダンなつくりの建物の印象はよく覚えている。



当時、私はまだ新潟の実家におり、そこから東京・国分寺の講座に週に一回程度、定期的に参加していたと記憶している。
京都で開催される講演のことは何かで知っており、行ってみたいと思ってはいたが、遠方ということもあり諦めていたように思う。それがどういうわけか、講演の当日の朝になり、今行かねば後悔するという何とも言えない衝動に駆られ、京都に行くことを決意した。
決意したはいいが、スマホもパソコンも持ってはいない90年代のこと。時刻表を繙いて新幹線の乗り継ぎを調べてみると、何をどうやっても今からでは開演の時間には間に合わない。 しかし、その時の私は諦めず、自身を駆る衝動に従ってバスで新潟空港に向い、伊丹空港着で講演の開演時間に間に合いそうな便があるのを確認して、その旅客機に、まさに飛び乗った。そして空港から電車を乗り継いで、定刻に会場に到着することができた。
これが私の、人生初めての京都であった。


講演の内容やその場の情景は、どういうわけか全く覚えていない。
質疑などの全ての催しが終わり、帰ろうとしてエレベーターに乗ったとき、講演の参加者であろう二人の女性と一緒になった。今にして思えば、一人で講演を聞きに来る全身黒づくめの十代の若者は、それは気になったことであろう。いくつか質問をいただき、1階でエレベーターを降りてから少しお話しさせていただいた。聞けば、志村ふくみさんのもとで、染織を学ばれている方たちであった。
私が、新たに開校されるオイリュトミー学校に入ろうかどうか、今まさに悩んでいるところだ、という話をすると、「今しかないわよ」「是非入学なさい」と気持ちよく、些末な問題で迷っていた私の背中を押して下さった。
そして、その次の春、私はオイリュトミー・シューレ天使館第二期に入学することになる。


人の縁とは不思議なもの、人生何が起こるかわからない、とは良く使われる言い回しだが、もしあの時わたしが京都に行っていなかったなら、そしてあの二人の女性が、本当に気持ちよく私の背中を押してくれなかったなら、今のオイリュトミスト、舞台人、そして親としての私もひょっとしたら存在していなかったかもしれない、と考えればこんなに不思議なことはない。


そして、時を経た2020年1月。オイリュトミー・シューレ天使館の二期と三期のメンバーを中心としたペルセパッサ・オイリュトミー団の初めての京都公演が、京都の方々のご協力のもとに開催されることは、個人的にも何か感慨深いものがある。


いただいた縁に感謝して、またここから新たなご縁が産まれることを確信しつつ、全身全霊、本番に臨みたいと思う。

2019年12月

定方まこと






2019-11-22

☆ペルセパッサ・オイリュトミー団 京都公演決定!




ペルセパッサの夏の催しへ向けてエンジンがかかるところ、来年の1月に京都での公演が決まりました。

一昨年、東京と仙台でやりました「轟!ロールオーバーベートヴェン!」を再編しパワーアップしてお届します。



2020年1月18日(土)

京都府立文化芸術会館

15:30開場 16:00開演

前売り3000円
当日券3500円












予約受付開始です。
・お名前
・枚数
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お待ちしております!

ペルセパッサオイリュトミー団 tel : 08058776887  mail : persejapan@gmail.com








2019-09-24

・アトリエ公演 「オイリュトミーの現在 Vol.9」 開催決定!




ペルセパッサの次の公演が決まりました。
アトリエ公演シリーズの第9回目です。






「オイリュトミーの現在 Vol.9」

10月27日(日)15:00 & 19:00 

会場:天使館

料金:2500円




今回は、浅見裕子、笠井禮示、鯨井謙太郒、定方まこと、塩月伊作、寺﨑礁、原仁美の作品をご覧いただきます。

間近で生のオイリュトミーを感じられる場です。
ペルセパッサ・オイリュトミー団での活動はこの後は来年の京都公演に向かってゆくので、2019最後のパフォーマンスになるかと思います。
今回はソロ及びデュオによる公演です。
メンバーそれぞれ稽古に励んでいきますので、ぜひお越しくださいませ。


予約受付開始です。
・お名前
・ご希望の会(昼か夜)
・枚数
を電話かメールでお申し込みください。ブログ右下の連絡フォームもお使いいただけます。

各回定員30名です。
お待ちしております!

ペルセパッサオイリュトミー団 tel : 08058776887  mail : persejapan@gmail.com






2019-07-19

・ペルセ通信 その6 寺﨑礁




「呼吸」というのはオイリュトミーにおいてとても大切な要素だと思う。


1年前にコトバのオイリュトミーで「海の市民」という作品を作った。
ソロでのオイリュトミーを作るときには、あらかじめ一人でおおまかな動き・フォルムを作る。
そして朗唱する人や演奏家と合わせて練習する。
「海の市民」の朗唱はペルセの定方にやってもらった。

初めて一緒に稽古をした日のこと。
俺は作ってきたフォルムで母音や子音を動いてゆくのだが、定方が声を入れてくるタイミングが何ともウマイのだ。
動きの始まりやフォルムの切り替わるところを上手にとらえてくれるので動きやすい。
今日が初回なのに、だ。

テラ「動きやすいわ、よくタイミングがわかるね。」
サダ「呼吸を感じられれば、分かるよ。」

動きの衝動を、呼吸で読んでいるわけだ。
初めて読むテキストだから紙も見る。こちらの動きばかりは見られないだろうに。
いや、見なくても呼吸は感じられるのか?
母音(A E I O U等)の動きは胸の奥から外へ流れるから、俺は動く前に息を吸って体の奥の力を感じ、吐く息で力と動きを外へ出す。子音でも打音(K B D N T等)であればまず浮力を取るので息を吸う。
朗唱の定方は、そういう呼吸を見ているのだ。きっと一緒に同じような呼吸をしているのだろう。
俺が吸うときには共に吸い、吐いて動くのに合わせて声を吐くということを自然としているのだろう。
長年オイリュトミーをやってきた者がする朗唱だし、長い付き合いがあるから感じ取れることなのかもしれないが。

これはオイリュトミーをやっている者にとっては当たり前のことなのか?

いやいや案外、呼吸をするということは簡単なことではないようにも思う。


精神状態が呼吸に現れるという。
確かに緊張したり、慌てたりすると息を吸う力がメインになっている。
落ち込んで気を落としている時には吐く息が優位になっている状態で体もブルーだ。
ならば、逆に、呼吸を整えることによって体や気持ちにアプローチすることも可能なのではないだろうか。
ヨガやアーユルヴェーダでは呼吸法をセラピーにも用いる。
吸う息というのは交感神経にはたらきかけるし、吐く息は副交感神経にはたらきかける。そんな働きを治療に用いる。
これが日常のなかで自然に行われているのがあくびだ。
たっぷり吸って酸素を取り入れ元気を起こし、内側のいらない気を吐き出す。
勝手にあくびをしてくれるカラダってすごい。
出そうなあくびは押し殺したりしないで思い切りやればいい。本当に。

「反感・共感」も呼吸というかたちであらわれる。
嫌いな人がいたり、嫌な場所で、その気を自分の内に入れたくなければ息をあまり吸わなくなるし、自分の内側をそこへ出したくなければ息を吐かなくなる。
体の中と外を直接に結び付けるのも呼吸の力。
ジッと息を詰めていなくてはならないような場所からは早々に退散した方がいい。病気になる。


作品作りをしていて思うのだけど、呼吸って、人に言われてやるのが案外難しいことなのかもしれない。

群舞を作るときには大勢が一つになって力を出す。
ユニゾンの場合は特に動きを合わせる必要がある。
このときに大きく作用するのも呼吸の力だ。
「呼吸を合わせて」という言い方はいろんな場面でよく聞くけど、これがなかなか難しい。
例えばオイリュトミーの動きで、高い音を響かせるときには息を吸う。吸う息と浮力だ。
低い音を響かせるなら深く息を吐く。吐く息と重力だ。
ユニゾンで「決め」の和音を鳴らすなら、タップリ息を吸い、吐きながら和音の力を外へ流す。
このタップリ吸う息をみんなで合わせる。
これが頭では分かっちゃいるけど言われるとできない。
それって、言われるのが嫌だからなんじゃないのかなとも思う。
言われたということに反感が生じてしまうから吸えないというのが半分ないか?。
なんて言われたら尚更気持ちが引いてしまい吸えない。
言い方には気を付けるけど。

吸った気分になるんじゃなくてホントに吸う。
「呼吸を合わせる」というのは「実際に」一緒の呼吸をすることなんだ。

呼吸が浅い人と深い人というのはあると思う。
呼吸の深い人が浅い人に合わせるのは雑作ないが、浅い人は深い人に合わせることはできないそうだ。そりゃそうだろう。
落ち着きがない人や気が上がっている人の近くにいるとホントに息が浅く短いのを感じる。
安定した深い呼吸を身につけたいものだ。

作品を客観的に作ろうという場面でも、呼吸は気持ちに作用を受けてしまうもの。
だから楽しく作品創りをしていたい。
オイリュトミーや作品創りに限らず、生活全般におけるコミュニケーションも呼吸だと思う。
楽しくばかりもできないし、いざというときには難しいものだから、日常の中で呼吸の訓練をしておくのがいいと思う。


ひとつ簡単にできる訓練方法を。

ただ歩くだけ。
呼吸をしながら歩くだけ。
歩数を数えながら歩く。
その歩行に息を合わせる。
8歩吸う。12345678と吸いながら8歩進む。
8歩吐く。12345678と吐きながら8歩進む。
これを続ける。
何回か続けるとけっこう苦しくなってしまうものだ。
そしたら6歩に変える。
123456と吸って進む。
123456と吐いて進む。
これでもしばらく行くと苦しくなってしまうもの。
そしたら4歩に変えてみる。
いくら行っても苦しくならなくなったら6歩に戻す。
しばらく行っても大丈夫になっている。
そしたら8歩に戻す。
まだ苦しくなるようなら6歩、4歩とやり直す。

こんな歩行を繰り返しているだけで自然と安定した呼吸力がついてくる。
また明日やってみると、やっぱり最初は8歩が苦しい。そういうものだけど、6歩4歩と下げ、6歩8歩と上げるやり方を繰り返しているうちに呼吸が深く安定してゆく。
俺はこれをマラソンでやっていた。

ヨガでは下半身を流れる気のことをアパーナという。頭部の力をウダーナという。
現代人はこのアパーナがぐずぐずでウダーナがやたら活躍しているそうだ。アタマデッカチで腰肚が弱い。
アタマはそんなにいらないでしょ。
上がった気を下にさげましょう。
ハードな訓練をする必要はなくてただ歩くことが効果大。
力まずに、一歩一歩、体の力を大地に流して歩く。
その時、かかとの内側・内踝の下で大地を踏むこと。
そして、足の指の関節を全て伸ばしておくということは超大切。
歩数に息を合わせる呼吸法で30分歩くだけ。1日2セット。
続けていれば呼吸の力も下半身の力も安定していくと思う。


オイリュトミーは難しいけど、観念や雰囲気を超えて、ホントに体を使って実現したい。
オイリュトミーはすごい「踊り」だと思うから。


寺﨑礁のペルセ通信。
おしまい。









2019-06-22

・アトリエ公演 オイリュトミーの現在 Vol.8 開催決定!



5月の国立劇場へ向けてマーラーの練習に明け暮れていたため、アトリエ公演をしばらくお休みしていましたが、久しぶりに開催が決まりました。


7月27日(土)19:00
7月28日(日)15:00 & 18:00 
会場:天使館
料金:2500円




今回は、浅見裕子、小松宏佳、定方まこと、新保圭子、寺﨑礁の作品をご覧いただきます。


予約受付開始です。
・お名前
・ご希望日時
・枚数を電話かメールでお申し込みください。ブログ右下の連絡フォームもお使いいただけます。

ペルセパッサオイリュトミー団 tel : 08058776887  mail : persejapan@gmail.com


google map「天使館」で出ます


定員30名ですので早めのご予約をお勧めします。

よろしくお願いいたします!
















2019-06-13

オイリュトミー夏季特別講座開催のお知らせ



この夏、ペルセパッサ・オイリュトミー団企画によるオイリュトミー特別講座を開催します!
本講座では毎回ペルセ・メンバーが二人ずつオイリュトミー講座を行ないます。
担当メンバーはそれぞれ「今自分が伝えていきたいオイリュトミー」を基盤に自由にテーマを設定し、講座を展開していきます。
オイリュトミーを多角的に、また様々な方向から理解し体験していくことの出来る講座です。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。



日時:2019年8月11日(日)、18日(日)、25日(日)の3日間
時間:各日14時~17時15分(途中休憩あり)


担当講師/テーマ:
8月11日(日)
塩月伊作「心の中心」
鯨井謙太郒「根っこのオイリュトミー」

8月18日(日)
小松宏佳「四大霊との関わり」
笠井禮示「教育オイリュトミー基礎講座」

8月25日(日)
野口泉「オイリュトミー・テクニック」
寺崎礁「terra’sブート・キャンプ」


参加費:
1日4,000円/3日間通し10,000円(学生1日 2,000円/3日間通し 5,000円)

場所:
天使館(国分寺市西元町3‐27‐9)


お申込み:
メール/ persejapan@gmail.com
電話 / 080-5877-6887






2019-03-14

・「神々の残照」国立劇場特別企画公演



来る5月25日、国立劇場の特別企画公演「神々の残照-伝統と創造のあわいに舞う-」
にペルセッパ・オイリュトミー団が出演します。


国立劇場とアーツカウンシル東京は、ジャンル等の垣根を越えて広く舞踊(ダンス)の魅力にふれていただく、〈言葉~ひびく~身体〉を2019年よりスタートさせます。時に相和し、時に拮抗し、いにしえより影響を与え合いながら歩んできた「言葉と身体」をコンセプトに、現代に息づく語りや歌、そして舞踊(ダンス)が織り成す世界をご堪能いただきます。
 第1回目となる「神々の残照」では、「神」をキーワードに、日本舞踊、インド舞踊、トルコ舞踊、コンテンポラリーダンス(新作)を上演します。





日本からは、構成・振付・演出=笠井叡の新作です。

マーラー作曲〈交響曲第五番〉と群読による古事記祝典舞踊
「いのちの海の声が聴こえる 」(新作初演)
テキスト=古事記~大八島国の生成と冥界降り~

[ダンス]
近藤良平・酒井はな・黒田育世・笠井叡/ 浅見裕子・上村なおか・笠井瑞丈/ 岡本優・小暮香帆・四戸由香・水越朋
[群舞]ペルセパッサ・オイリュトミー団
[群読]天使館朗唱団

国立劇場(大劇場)
2019年5月25日(土)
午後2時30分開演(午後5時15分終演予定)



ペルセパッサはマーラーの交響曲第五番による群舞をします。
荘厳壮大なシンフォニーです。



チケットはかなり少なくなっているようですのでお早目にお買い求めくださいませ。


問い合わせ:
国立劇場チケットセンター(午前10時~午後6時)
0570-07-9900
03-3230-3000[一部IP電話等]

インターネット購入
パソコンから http://ticket.ntj.jac.go.jp/
スマートフォンから http://ticket.ntj.jac.go.jp/m





乞うご期待。




2018-11-27

・アトリエ公演延期のお知らせ



来年1月に予定していたペルセパッサ・オイリュトミー団のアトリエ公演ですが、事情により延期となりました。

予定してくださった皆様にはご迷惑をおかけします。


今後の活動にどうぞご期待くださいませ。

よろしくお願い申し上げます。









2018-10-26

・ペルセ通信 その5 小松宏佳




月のふくらむ神無月
昼の月も見ていた
「オイリュトミーの現在 7」の天使館での公演が終わり
クラシック好きの友人Y氏より感想が届いた





今回のプログラムはクラシックはもとより、古文、短歌、童謡など
バラエティー豊かで十二分に楽しめました。
「枕草子をちょこっとコミカルに」と聞いていましたが、純白衣装とヴェールは
意表を突かれました。花嫁さんみたいでした。
ほかの演目では「月の砂漠」が朗唱とピアノ伴奏もあって、自分の好きな童謡だったので、より感銘を受けました。
帰り道ずっと頭の中で鳴っていました。
「パッサカリア」、デユオは初めて見たような気がします。
くるりと一回転するのがおもしろい。
ヘンデルといえば「王宮の花火」や「水上の音楽」が有名で、
やたら明るい曲ばかりと思っていたけれど、
「パッサカリア」はとてもしっとりと優雅でした。
今朝、早速アマゾンで検索して第2集の5 ~ 8番のCDを買いました。
ピアニストの上田早智子さんの演奏が素敵でした。ホント素敵でした。
今回初めて気づきましたが、各々の衣装とシューズの色を合わせているのですね。
既製のシューズで色のヴァリエーションが何色もあると思えないので、
特別に染めているのでしょうか、衣装も染めていますか。





初日のわたしは、集合時間には行ったものの
衣装やシューズをわすれて取りに帰るわ
朗唱のリハーサルもぶっ飛んだが
この日
本番の空間は、清しさに満ちていた
柔らかな透明
観客と演者の呼応がうむ空間のつぶ
通り雨のあとの葉の吐息
つぎの日も昼と夜、合わせての3回公演だったが
同じ照明にもかかわらず色の変化を見てしまう
全が死に個が生まれ個が死に全が生まれる、その往来のうちに
自分がなにものであるか
人間であることもわすれる瞬間がある       


                           2018/10/24  小松宏佳







2018-10-24

・ありがとうございました




ペルセパッサ・オイリュトミー団アトリエ公演Vol.6にご来場いただきありがとうございました。

いつもみなさまに支えられていることを心より感謝いたします。

ご意見、ご感想がおありでしたらブログ右下の問い合わせフォームよりお寄せ頂ければ幸いです。



ペルセパッサでの公演活動は今年はこれでおしまいになりそうです。



次回アトリエ公演は年を明けての1月19日(土)20日(日)を予定しております。
会場は天使館です。



これからも精進してまいります。








・オイリュトミーシューレ天使館第6期生募集要項



1991年に開校した日本で最初の4年制のオイリュトミー学校、オイリュトミーシューレ天使館は 2019年秋に第6期が開校します!
ペルセパッサ・オイリュトミー団もここで学びました。
第6期生の募集が始まりました!


開校は2019年9月です。



オイリュトミーシューレ天使館 第六期生募集要項 
代表:笠井叡

今、出来ることは、文化・芸術・教育・ 政治・治療等のすべてを、新たに創造するための、新地平に立つこと。
カラダが変れば、世界が変る。
オイリュトミーシューレ天使館はそのためのあらゆる身体技術・身体作法・情報を、日々新たな鉱脈を掘り続けている講師によって、おしみなく提供いたします。



・就学期間:2019年9月から2023年7月(4年間)
・授業日:月曜日から金曜日までの週5日
 時間:18:30~21:30 (水曜は22時まで)
 春・秋・冬休み(各2週間)、夏休み(5週間)
・学費:50万円/年(分割可・ご相談下さい)
・入学金:10万円(入学決定時に納入)
・学校所在地: 東京都国分寺市西元町3-27-9
・電話・ファックス:042-307-9758



授業内容 :

【言語オイリュトミー】
言葉の響きと身体の結びつきを学びます。

【音楽オイリュトミー】
音楽と身体の結びつきを学びます。

【発声法】
呼気・吸気と身体の結びつきを学びます。

【言語形成】
日本語とドイツ語による言語形成。

【日本語文法】
現代日本語・古文を構成している文法 の基礎と身体の結びつきを学びます。

【音楽理論】
楽譜の読み方の基本から和音の解析までを学びます。

【床バレエ】
パリ・オペラ座のバレエ団で実践された踊るための基礎 をつくる、床に仰向けになっておこなうトレーニング。

【ルドルフ・シュタイナーの著作の読書会】
座学形式で進めていく授業です。

【ペルセパッサ・オイリュトミー団メンバーによる特別授業】
【ゲスト講師を招いての特別授業】
*これまでお招きしたゲスト講師:
高橋巖氏  ミヒャエル・レーバー氏 ウタ・ディートリクセン氏
マリア・ピア・ドラッツィ氏  サマンタ・マレンツィ氏
今期もさまざまな分野で活動されているゲスト講師を 国内・海外より迎えて特別授業を開催する予定です。



お申し込み:

履歴書一通・なぜ入学を希望するかに関する文章一通を添えて、メールあるいは郵送でお申し込み下さい。
メールアドレス:dance@akirakasai.com
郵便: 185-0023 東京都国分寺市西元町3-27-9 天使館
後日、天使館においての面接日をお知らせいたします。
*申込期間2018年9月1日から2019年7月31日まで。
問合せ: メールアドレス:dance@akirakasai.com
電話・ファックス:042-307-9758 (天使館)




オイリュトミーシューレ天使館

オイリュトミーシューレ天使館は、1991年にオイリュトミスト・ダンサー・振付家の笠井叡によって設立された4年制のオイリュトミー学校です。
これまで多くの修業生がここでオイリュトミーを学び、卒業後にオイリュトミーの舞台活動はじめ、ダンスの舞台、ワークショップ活動、教育現場で活躍しています。
オイリュトミーシューレ天使館では、オイリュトミーの身体技法の全てのエッセンスと現代の時代に求められる身体論的知識と技術、舞台活動を展開していくための基礎的な知識を、4年間の就学期間を通して総合的に学んでいきます。
所在地は歴史と文化の香り溢れる街・東京都国分寺市です。近くには全国の名水百選に指定されている「お鷹の道・清流遊歩道」があり、都名湧水の「真姿の池」、「東京都立多摩図書館」などがあります。


講師プロフィール

笠井叡 
1943年三重県生まれ。
60年代に土方巽、大野一雄等と親交を深め、数多くのソロ舞踏公演を行う。
71年に天使館を設立し、数多くの舞踏家を育成する。
79年から85年までドイツに留学。ルドルフ・シュタイナーの人智学とオイリュトミーを研究。帰国後、日本各地でオイリュトミー・ワークショップを行い、91年にオイリュトミーシューレ天使館を開校。またダンス公演も精力的に行い、これまでに大野一雄、大野義人、木佐貫邦子、伊藤キム、荻野目慶子、高橋悠治等と共演。またファルフ・ルジマートフ、白河直子、黒田育世をはじめ、多くのダンサーに振付を行い、ヨーロッパ各国、アメリカでも作品制作を行う。 
著書に『天使論』『神々の黄昏』『聖霊舞踏』(現代思潮社)『カラダという書物』『カラダと生命』(書肆山田)『金鱗の鰓を取り置く術」(現代思潮新社)、写真集に『銀河革命』(現代思潮新社)、『透明迷宮』(細江英公共書・平凡社)等がある。 2013年に芸術選奨文部科学大臣賞(舞踊部門)を受賞。(公式HP:www.akirakasai.com) 


笠井禮示 
1973年東京生まれ。
小学校の6年間をドイツのシュタイナー学校に通いオイリュトミーと出会う。
ドイツ・シュトゥットガルト・オイリュトメウム卒業。
1997年よりオイリュトミー公演活動およびオイリュトミーシューレ天使館の講師を務める。これまで日本国内を中心に、イタリア、ドイツ、スイス等で作品を発表。2004年にペルセパッサ・オイリュトミー団の設立に参加。またAKIRA KASAI DANCE COMPANYのダンサーとして国内外の数多くのダンス公演に出演してきた。2016年より神奈川県の藤野シュタイナー学校高等部のオイリュトミー講師も務めている。 
(公式ブログ/笠井禮示オイリュトミー:http://reiji-eurythmie.blog.so-net.ne.jp/


ペルセパッサ・オイリュトミー団 
オイリュトミーシューレ天使館を修了した卒業生を中心に2004年に結成。
日本各地で精力的にオイリュトミー公演活動を展開している。
ペルセパッサとは、ギリシア神話の女神ペルセポネの古い呼び名。母デメテルと平和に暮らしていたペルセポネは冥府の王ハーデスに見初められ、攫われてしまい、そして妃としてハーデスの心臓の中に幽閉された。アンサンブル名は「閉じ込められた心臓の内側から、自分の力で突き破って外に出て来い」という思いから笠井叡によって命名。現在のメンバーは、浅見裕子、鯨井謙太郒、塩月伊作、小松宏佳、定方まこと、新保圭子、野口泉、原仁美、桑原敏郎、寺崎礁、笠井禮示。 
(公式ブログ:https://persejapan.blogspot.jp)



天使館への行き方:





2018-09-30

・オイリュトミーの現在 Vol.7



7月、8月に続いてのアトリエ公演
次回は天使館での開催です!


ペルセパッサ・オイリュトミー団
アトリエ公演
「オイリュトミーの現在Vol.7」





2018年 10月
20日(土)19:00
      21日(日)14:00 & 18:00
天使館
入場料2,500円

各回定員30名
予約受付中!


080-5877-6887



ブログ右の連絡フォームをお使いいただけます。
・お名前
・メールアドレス
・メッセージ欄に、日時、枚数を記入し送信してくださいませ。

折り返しご予約完了メールをお送りいたします。


各回定員30名となります。
定員になり次第締め切りとさせていただきますので、早めのご予約をおすすめいたします。
未就学児の入場はご遠慮くださいませ。


メンバー一同心よりお待ちしております。






2018-09-14

・ペルセ通信 その4 新保圭子

  


 「作品について」 新保圭子


 こんにちは、新保圭子です。

 まずは7月のアトリエ公演でやった、モーパッサンの「扁舟紀行」についてちょっと反響がありましたので、あれこれ書いてみます。
 この文章は発狂前のモーパッサンが、愛するヨット「ベラミ号」で漂いながら書いた散文の一節らしいです。
ヨットで思い出すのは、実家がある新潟の信濃川の河口には、20年前はたくさんのヨットが停泊していたことです。ヨット乗りの知り合いが、「これ新潟の人たち気づいてないけどすごいことなんだよ。こんな風景はめったに見られない。だけどもうすぐ泊められなくなるんだ。」と残念がっていました。
今でもあのたくさんのヨットの中に、ベラミ号とモーパッサンを見つけることができそうな気がします。







 話を戻してこの作品に出会ったのはシューレ生の頃、たまたま装丁がきれいで手にとった永井荷風の訳詩集「珊瑚集」のなかに見つけました。荷風が生涯何度も手を入れたという「珊瑚集」は、私の大切な本になり、「扁舟紀行」はそれ以来私の生きる糧となりました。
 
「新しき芸術に身を委ねるものは、全力をあげてこの五個の(幽閉せされし感覚の)かんぬきを抜きとらんと試みつつあるなり」

 私はオイリュトミーをやっているけれど、この先にあるものは一体何なんだろう。自分を変容させ続けると、その先に新しい表現があるに違いないという確信。


「官能は、宇宙と不可解との間にたつ唯一の紹介者ならずや」

 身体は宇宙認識の道具である、と私は解釈しました。そのひとつに封印を解いていくというのがあります。それはときに自分の無意識という社会に対して向き合い、自由になることでもあるようです。思い込みというのは社会の掟であったりもするから。そして封印することによって守られていたものが解き放たれたら、そのことを自分が引き受けなければならない。かんぬきを抜きとるというのと重なります。


 そして7月の公演後、いくつかのことばについての示唆をいただいたり、8月にはリルケの「薔薇の内部」の朗唱をさせていただき、新しい課題を持つことができて感謝です。






「この憂いなく開いた薔薇の内海に 映っているのはどの空なのだろう」

 今まではそのことにはあまり興味がなかったのです。でも今回、リルケに少しでも近づいて、少しでもその言葉をわかりたいと思いました。自分なりにですがその世界観の中に入り、すこしその世界を生きることができた気がしました。身体ごと存在ごと、というのが作品づくりの醍醐味かなあと思います。

 身体表現だと、そういうわかってやる部分と、わからないけど表出されるものがあるようです。「宇宙と不可解との間に立つ官能」って、「わかったときの素晴らしさ」と勝手に思っていたけど、そうではないのですね・・・うん、そうではないのです。


 ところで次なる作品を、「古事記」と思って始めました。初めてちゃんと向き合いましたが、日本は今もこの中にいるという直観を持ちました。というかこれ、日本そのものなんじゃないかと思います。そして聖書の黙示録にあたる未来の予言が古事記にはない。でもずっと古事記は更新され続けています。そして未来、どう更新してゆくのか、一人ひとりにゆだねられています。というか神様たちは待っています。だれかが引き受けてくれるのを。

 古事記について、いろいろ思うところ、発見など、いつか機会がありましたら発表したいと思います。なにしろ難航してますんで(大汗)


それではまた!