2021-03-05



ペルセパッサ・オイリュトミー団へ


ギリシャ神話の植物的生命の神である
デーメーテルの娘ペルセポーネが
冥府の王ハーデスに黄泉の国に連れ去られて以降
限りない生命の高揚と死は
完全に表裏一体の関係となった。
バタイユ風に言うならば
死を超えてなお
高揚し続けるエロティシズムの
限りない振り子運動が
人間のカラダの中の生命のリズムとなった。
このペルセポーネの古名である
「ペルセパッサ」
の名を冠するこのオイリュトミー団は
この生死の振り子運動を
これからも限りなく
この日本の土壌に響かせ続けるだろう。


笠井叡